来年度から3年間の第8期介護保険事業計画を審議する運営協議会が開かれました。当日配布された8期高齢者保健福祉計画(案)を見ると、保険料の算定の考え方が記されています。
65歳以上の1号被保険者一人28,000円も取りすぎ16億円もの給付費準備基金をため込んでいるのですから、取り崩して保険料を軽減のために使うのが当然です。ところが出された案では取り崩すのは8億円だけで残り8億円はそのまま基金としてため込んでおくというのです。
3年前の事業計画を見ますと「必要以上に基金残高を保有することは、保険料の使途として適切はありません。またできるだけ保険料負担を軽減することが求められます。基金残高7億8千万円のうち安定的な保険運営のため必要な残額水準を除いた4億円を取り崩す・・」と書いてあります。3年前は安定的な保険運営に必要な基金額を3億8千万円としていたのです。それでも引き続き黒字が積み重なって16億円にまで基金は増えました。
今回は「安定的な保険運営のため必要な残額水準」という言葉がそっくり抜けて16億のうち8億を取り崩すとだけ書いてあります。さすがに後ろめたくて安定的な保険運営のための残額水準とは書けなかったのでしょうか。前回の3億8千万円と今回の8億円の差額4億2千万円は安定運営とは関係ないまさにため込みという事です。
「取りすぎた保険料は保険料の負担軽減に回せ」の声を上げましょう。
保険料については11月27日の運営協議会で審議されます。
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