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突然のファックス
 9月26日、全市議宅に1通のファックスがありました。安心安全課から議会への情報提供でした。
その内容は、9月27日~10月13日の間4日間入間基地から飛び立った軍用機が伊勢崎市の上空を飛行するというものでした(右予定表参照)。
 伊勢崎市は「飛行ルートの変更等」を要請したが、変更できないというので「万が一の事態に備えるため、飛行予定に合わせ、消防及び警察と連携し万全の態勢で備える」という、物々しい内容でした。

軍需産業の軍用機「見本市」自衛隊が展示飛行で協力
 長谷田市議が、市・県の担当課や塩川鉄也事務所に問い合わせたところ、軍用機・ヘリコプター、弾道ミサイル等を開発する軍需産業関連会社も参加している日本航空宇宙工業会が「2016国際航空宇宙展」を開催するので、これに併せて航空自衛隊が10月11日~13日の間、各国の空軍参謀長等の招へい行事を実施することが分かりました。
 最終日の13日には入間基地を「基地見学」してもらい「自衛隊の持つ高度な技術力を情報発信する」という名目で、国産軍用機10機種程度の見本飛行を予定していること、本番前に3日間の予行飛行を行うこと、伊勢崎市上空で折り返すが時間調整のため旋回飛行を行うので騒音が想定されるとのことです。

輸送機XC‐2配備は安保法制本格始動の準備
 その後、群馬県の問い合わせに入間基地はF‐4(要撃戦闘機)2機、T‐4(中等練習機)3機の飛行で1回当たり概ね10分~20分程度を予定と、当初の告知内容から規模縮小を答えています。
 しかし、最初に飛来が予定されていたXC‐2(国産軍用輸送機)は、XC‐1に比して1回の給油で4倍の飛行ができ、入間基地からアフリカ東部にあるジブチ基地まで一気に飛行可能です。ジブチ基地は自衛隊初の海外基地であり、アメリカの要求に従って作った恒久的な軍事拠点です。
XC‐2の来年度配備に合わせ、入間基地拡張も予定されています。これは、入間基地が国内から世界を睨んだ兵たん活動の主舞台となることを意味します。国産軍用機の世界への売り出しに、自衛隊が協力するということも異常です。単なる「航空ショー」では無いことを、しっかり見ていく必要があります。

騒音が予定される国産軍用機の飛行予定    天候等で変更の可能性あり
   9月27日(火)午前10時及び午後3時頃  予行  ※10月4日現在既に実施
   9月30日(金)午前10時及び午後3時頃  予行  ※10月4日現在既に実施
  10月 6日(木)午後3時頃            予行
   10月13日(木) 午後3時頃        招へい行事