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 明治6年8月創立された島村小学校は、創立当時117名の児童が在籍していました。国民学校といわれた時代には初等科385名、高等科80名計465名と最大の数だったそうです。

 昭和27年度から37年度まで斉藤喜博校長が「島小教育」を実践、たくさんの視察者が訪れ全国にその名が知られるようになりました。

 時代の変遷とともに若者の流出が進み、今年度は児童数が10名にまで減少してしまいました。教育委員会の学校規模の適正化のもとに、今年度いっぱいで閉校することとなりました。

 卒業式が終わり、これまでに3004名の卒業生を送り出してきましたが、3月26日閉校式が行われました。

 離島や山村ならともかく平地の伊勢崎市の中で、地域の核となる小学校が閉校になることは地域の人にとって寂しい限りです。

地元区長さんは「新しい舞台に飛び立ちましょう」と挨拶されていましたが、地域の人たちは複雑な気持ちがあると思います。

 政府は、東京一極集中を改め地方を元気にすると言っています。しかし財政効率を最優先した政治ではこの現象は止まりません。

 こんどは地方の中心部へ集中して、周辺がさびれていくのは放置するのが地方創生の中身といえます。