5月1日の「学校基本調査」の速報値がこのほど発表されました。これによると年間30日以上病気でなく学校を休んだ、いわゆる「不登校」の小・中学生が伊勢崎市は昨年度も県内12市の中で一番多いことが明らかになりました。
 
 昨年度小学校はわずかの差で最下位を脱し11位でしたが、中学校では相変わらず一番多い状況が続いています。
 
 これまでもたびたび不登校の多さを問題にし、解決の手立てを求めてきました。一人一人違った問題を抱えているので、画一的な解決はできませんが、学校に行けずに苦しんでいる子どものことを考えると、手をこまねいている場合ではありません。
 
 高校進学率も相変わらず最下位で、中学校卒業時に進学先も就職先も決まっていない生徒が42名と、実数で前橋、高崎を上回る現状です。
 
 どの子も将来に夢や希望をもって巣立っていけるためにも「30学級」の実現がなどゆきとどいた施策が急がれます。



平成25年度群馬県内12市の不登校(病気でないのに30日以上欠席)割合、
高校進学率、卒業時に進学先も就職先も決まっていない人数 

  
                         中学卒業時
     小学校%    中学校%  高校等進学率  進路未定数
群馬県  0.29%   2.50% 98.5%   179人

前橋市  0.26    2.48  98.5     25
高崎市  0.32    3.14  98.9     20
桐生市  0.15    2.66  98.8      7
伊勢崎市 0.41    3.62  96.9     42
太田市  0.26    2.21  98.3     23
沼田市  0.19    1.37  99.4      3
館林市  0.31    2.26  98.6      4
渋川市  0.43    2.00  99.5      4
藤岡市  0.11    1.70  98.5      8
富岡市  0.19    1.34  99.6      2
安中市  0.14    1.91  99.2      6
みどり市 0.20    1.45  97.9      9