伊勢崎市では公共事業を、市内業者にできる仕事は市内の企業を指名し、予定価格を公表して入札で決定しています。その際、工事などはダンピングによる手抜き工基を防止するため、最低制限価格を設定し下回る業者を失格にしています。

総合評価落札方式では、価格だけでなく、価格点80点、評価点20点を合わせた総計点の高い事業者に落札する方式をとっています。

 20点の評価点に「地元企業の活用計画」というものがあって、70%以上の活用で評価点最大の6点を配点、それ以下は0点と市内業者の活用で大きな差がつく配点でした。

 これを昨年四月の改正で、市内業者の活用が難しいからと、70%以上を評価点4点に下げてしまい、50%以上70%未満なら1点加点するという配点に変更しました。

市内下請の活用を促すために最大の配点にしたのに、活用が少ないからと、配点を削ってしまったのでは、元受は市内企業だけれど、下請けになったら市外業者という状況が改善されません。

元受を市内業者に限定しているのだから、下請けも市内業者の活用を推進するよう求めました。


総合評価20点の配点は

企業工事成績評定  4・5点

企業の施工実績   3・0点

災害時の地域貢献  2・5点

企業の優良表彰の受賞1・0点

地元企業の活用計画 4・0点

配置技術者の施工経験3・0点

配置技術者の所有資格2・0点