桐生市の亀山豊文市長は、震災がれきの広域処理について、新里町野にある桐生清掃センターでの受け入れを、単独自治体としては県内で初めて表明しました。
 桐生の清掃センターの最終処分場は一部に伊勢崎市磯町が含まれ、小菊の里はすぐ隣と、伊勢崎市に隣接しています。突然の受け入れ表明に周辺住民から不安の声が上がっています。赤堀地区は野菜の栽培が盛んな地域のため、風評被害についても不安が出ており、焼却には周辺住民の理解が必要になります。
 桐生市に問い合わせた方から「対策委員会に参加の、磯町住民を対象にした説明会が31日行われるが、町外からの参加は見合わせるよう言われた。説明会で詳しく聞きたいが計画がない」との声が寄せられています。
 日本共産党の赤堀支部は30日、亀山桐生市長に磯町に限定せず、周辺の伊勢崎市住民への説明会を開催するよう、要請書を提出しました。これに対し清掃センター所長は、伊勢崎市とも相談して検討したいと回答しました。
赤堀支部は伊勢崎市長に対しても、桐生市に説明会の開催を要請するよう求めました。