市立広島病院は、救急患者の搬送でかかりつけ病院、輪番当番病院と順に受け入れを問い合わせて、4回目でも受け入れ先が決まらない患者を、すべて市立広島病院で受け入れ処置し、翌日連携病院に転院してもらう「救急医療コントロール機能」整備を進めています。
 そのための処置ベッドの増強、受け入れのための空きベッドの確保、連絡用の通信機材と、それらを賄う医師、看護師、事務職員の確保など昨年度から進めています。ハード面は国の地域再生臨時交付金を充てますが、10億増える人件費は診療報酬と繰入金で賄います。
医師や看護師の確保が出来る、大都会にある整備された公立病院という条件下だから、こうした事業も始められるのではないかと思いました。
救命救急センターをかかえる第3次救急病院なので、伊勢崎市民病院とは役割が違いますが、救急搬送の受け入れの決まらない患者をつくらないという意欲を感じました。
(「『きたさん』のフレッシュ便」7月31日931号から)