桜の季節も終わり葉桜となりました。伊勢崎市内でも急激にクビアカツヤカミキリの被害が拡大し、樹勢が衰え枯れてしまい伐採されるものも出ています。クビアカツヤカミキリは2012年に愛知県で初めて発見され、桜や桃の木に7月下旬に成虫が交尾し産卵、幼虫が木の中で2から3年かけて成虫になります。幹が大量に食害されると木は枯れてしまいます。市の報告では昨年伊勢崎市で確認された被害木は1500本近いということですが、実際は確認されないものがたくさんあると思われます。
ある公園では3本伐採されて、2本だけ残っていますが、その桜も根元にもフラス(木くずとフンの混じったもの)が積もっており、中に幼虫がいることがわかる状態です。ソメイヨシノの古木が特に食害にあっており、桜の木がたくさん植えられているところで大規模発生すると、桜の名所がなくなってしまう程の、勢いで被害が増えます。
〇伊勢崎市では拡大を食い止めるために、防除用品を配布しています。
・防除用ネット(被害樹木の幹をネットで覆い、成虫がネットから出られないようにして被害の拡大を防ぐため)
・スプレー式薬剤
(幹にできた穴に薬剤を注入し幼虫を死滅させる)
〇申請に必要な書類
・樹木の被害状況が分かる写真(樹木全体やフラスなどの被害箇所が
写っている物)を2枚以上
・運転免許証などの本人確認ができる物
※土地の管理を任されている人は、土地所有者からの委任状が必要
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