中学校の給食費の無償化がスタートしました。多くの皆さんと一緒に運動を進めた結果です。県内ではこの4月から前橋市、大泉町、千代田町、川場村が新たに小学生含む無償化をスタートさせ県内35市町村の内25の市町村で無償化されますので、残念ながら伊勢崎市は一周遅れです。なぜこのような状況になっているのか、2月の市長の新聞のインタビュー記事を見るとよくわかります。

「子育てや教育に対する期待を寄せる人も多いが」という記者の質問に「最近は自治体で福祉のサービス合戦のような状況が生じており、給食費や保育費の無償化などを打ち出して人の取り合いをしているようにも感じる」と市長は答えています。

 臂市長にとって福祉サービスの充実は、住民が安心して暮らせる街のためでなく、人の取り合いと映っているのですから、立地環境の良さから人口減少が少ない伊勢崎では、福祉の充実で人の取り合いをしなくてもと思っているのです。伊勢崎市でも移住支援として東京圏から夫婦で移住すると100万円、子どもがいるとさらに一人100万円加算し補助金が出ます。これは人の取り合いではないのでしょうか。今住んでいる住民にこそ手厚い施策が必要です。

 高校世代の医療費無料化の実施は、結局35町村のうち伊勢崎市がラストになってしまいまた。学校給食費無料化ではそうならないようさらに運動を広げていきましょう。

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