17号バイパスのドン・キホーテ南側にあった伊勢崎公設市場は、耐震基準を満たしていないという理由で、契約更新を認めず2023年3月末で運営会社に返還を求め市民の台所である伊勢崎の市場は廃止されました。利用していた農家と中卸業者、小売業者は他の市場の利用を余儀なくされ、やむなく廃業した人もいるようです。

市はこの跡地と建物の売却を決め、手続きを進めてきました。2万坪という伊勢崎市の空き地の中では大な面積になります。透明性、公平性、経済性の観点から、利用の提案型でなく最高金額者に落札をする方式がとられ、5者から応募があり一番高かった大和ハウス工業に売却する議案が提案されました。流通団地内の准工業地域指定の土地であるため、活用には制限があり物流倉庫を建設する計画です。

 試掘の結果この土地にコンクリートやごみがたくさん埋設されていることがわかり、入札参加を考えている事業者からこれについて問い合わせがたくさんあり、購入の懸念材料になっていたものと思われます。

 もともと農地であった土地にどんな経過から、コンクリートなどが埋められたのか、廃棄物の内容を詳しく調べれば、誰が廃棄したか調査は可能です。この点質問したところ、「当時の関係者に聞き取りをしたがわからないという回答でした」と詳しい調査をする気がありません。

外部から持ち込まれることは考えにくいので、調査して経緯が明らかになると困るのか?歯切れの悪い答弁でした。ここが整地された当時は、廃棄物処理の規制が甘く、埋め立て見えなくなってしまえばという時代だったのでしょうか。