社会保障制度の充実を求めて運動している、伊勢崎佐波社会保障推進協議会(社保協)は、このほど伊勢崎市の関係の職員さんと市民要望で出されている課題について懇談しました。

 懇談項目は

学校給食費無料化 

新保健センターと保健行政の充実 

介護保険

国民健康保険 

公共交通の充実 

⑥補聴器助成 の6項目です。

 会員でもある北島市議は、新保健センターについて「建物は新しくなって機能的になるが、実際に住民が一つに統合して良かったと感じるところは? 保健士さんが地域を訪問してくれる安心感がなくなるのでは?」と質問しました。これに対して職員の専門性の高い支援が受けられる、プレイルームを併設した子育て支援センターで気軽に相談ができることなど説明がありました。

 公共交通の充実では「タクシーの予約が取れない」「もう少し安価で利用できるデマンド方式も検討して」という要望に対して「タクシーに利用が集中しないよう一定の料金設定にした。事業開始によってコミニュティバスの利用が減少しないか注視している」「デマンド方式の相乗り事業は、ドアツードアになると同乗者に家を知られ防犯上の心配がある」「タクシーの予約が取れないことについて、前橋は33万人にタクシーが216台。伊勢崎は21万人にタクシーが78台とタクシーの利用が少ない、新事業によってタクシー会社が安心して車を増やせるようにしたい」など具体的な市の考えが発言されました。

 社保協ではこうした懇談を通じて、市民の具体的要望や疑問を伝え、社会保障の充実が図られ、国に対しても共に要望していくことを願って毎年取り組んでいます。

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