病気でなく年30日以上学校を休んだ児童生徒を、不登校として学校基本調査で集計しています。昨年度は市で小学生258人(205%)、中学生407人(682%)と連続して増加しています。党議員団は市の総合計画の質疑で、子育て教育の分野で解決が迫られる最課題として対策の具体化を提起しました。

本年度中学校内にPルームという教室に入れない生徒の居場所ができましたが、そこに先生は配置されていません。それどころか通常の先生が規定数いない学校もあり先生が足りません。旧豊受幼稚園を活用し校外の居場所としてホットルームを新設しますが、境地区廃止の代替えで数は増えません。

6月議会では一般質問でも3人の議員が不登校の現状と対応策について質問し、共通した問題意識で市や教育委員会の対応を求めました。   

子ども達にとって生きづらい競争社会の影響は教育にも表れています。学校に行くことがすべてではありませんが、学校が子ども達にとって安心できるところになるよう、先生を増やし夢や希望に向かって学べる環境づくりは喫緊の課題です。
急激に増加している不登校児童生徒

 

小学生

 

中学生

割合

2021年度

115

1.40%

342

5.65

2022年度

182

1.67%

386

6.52

2023年度

218

2.05%

407

6.92