連日命にかかわる暑さが続いています。伊勢崎市は本年度から高齢者のエアコン設置補助制度をスタートさせました。65歳以上の高齢者のみの市民税非課税世帯が対象で上限8万円、3分の2以内補助というものです。

しかし対象の条件がもう一つあり「自宅にエアコンが1台も設置されていない世帯」というものです。確認すると壊れて使えないエアコンが置いてあっても対象外というのです。壊れてしばらく使っていなくても壊れたエアコンを撤去しなければ申請はできません。ここ数年日本一の暑さがたびたび出現する伊勢崎市では、エアコンが全く設置されていない家庭はどれだけあるでしょうか。

補助の申請は7月10日現在で10件で問い合わせが数件ということです。

東京の足立区ではエアコンがないことや故障を、訪問調査で確認し補助金を出しています。

せっかくできた新たな施策ですが、伊勢崎らしく「制度はあっても使えない」福祉制度ではなく、高齢者の命を守る福祉制度に。