先生がいない
教員の未配置が大きな社会問題になっています。子どもたちに大きな影響があり、他の教員の過重労働の原因にもなっています。産休、育休、病休、介護休暇などの穴埋めができない現状が昨年はありました。
3月はじめには新年度の当初配置予定教員が、中部教育事務所管内で50名程度不足し、特に前橋・伊勢崎等都市部で欠員が出る心配がありました。昨年度の状況と今年度新学期から教員の未配置があったのか、2か月が過ぎ6月1日現在の教員の未配置の状況と対策を質問しました。
昨年度の1学期始業日には教員の未配置はありませんでしたが、代替えの臨時教員が補充できず、2学期始業日時点では小学校6校で8人、中学校4校で4人の欠員が、3学期始業日時点では小学校6校で9人、中学校3校で3人欠員となっていました。
新学期から1名未配置 6月には3名に
本年度は1学期始業日時点で、中学校1校で1人新学期から先生が足りません。2か月過ぎた6月1日時点では小学校3校で3人が未配置となっています。
退職した元教員や教員免許証を持っている方へ学校勤務を継続して行うとともに、県教育委員会へ要望し、近隣市町村教育委員会とも連絡を密に取り合い未配置の解消に向けて対応しているといいますが見つかりません。
校内のほかの教員で学級の担任業務や授業を代替し、全校体制で学習環境を整え、影響を最小限に抑えるよう対応しているということですが、子どもたちにとっては大きな影響です。
「正規の教員が足りないのでなく、臨時の教員が足りない」と説明しています。病休や介護休暇などの予期せぬ事態もあります。余裕をもって正規の教員を配置し、対応できる準備をしておけばこんな事態は起こりません。
子ども全員にパソコンタブレットを持たせる予算はあるが、肝心の先生が配置できないのでは「教員がより時間の余裕をもって一人一人の子供と向き合えるよう、時間外勤務の削減に向けた取り組みを継続し、子供たちの安全を守りながらよりきめ細かく指導を充実していく。教員の未配置解消に向けて努めてまいります」との教育長の言葉も白々しく聞こえます。
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