社会保障の充実を目指す伊勢崎佐波社会保障推進協議会は3日「住民に寄り添う行政―伊勢崎佐波地域の実践から―」と題して報告&交流会を開催しました。
報告は玉村在住の社保協幹事関口智恵子さんから、玉村町が取り組んでいる各課横断、民間も交えた重層的支援体制についての紹介と自ら取り組んでいる居場所づくりについての報告がありました。
続いて北島市議が22年からはじまった、伊勢崎市の総合相談窓口の現状と課題について、ひきこもりの相談の窓口がやっとできたことなど報告。社団法人「とまり木の会」の山口富雄代表はフードバンク活動を始めたきっかけや、支援要請者が増えている現状について報告しました。
また社保協事務局長の小林園子さんからルポ風に映像も使って、玉村町、伊勢崎市の住民支援について行政を取材した報告がありました。
参加者の質疑では「今のタクシー券では足りない」「周辺部の人は半額でも1500円になる。助成を受けても少ない年金ではとても使えない」など高齢者の交通対策についての質問・要望がたくさん出されました。最後にこうした学習交流を通じて行政への要望をまとめていくと挨拶がありました。
写真は開会のあいさつをする小林園子事務局長