JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2023年12月

 12月26日地域の新日本婦人の会の皆さんと「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用して伊勢崎市でも学校給食費の無償化を実施するよう三好教育長に要請しました。
 この臨時交付金は伊勢崎市にも国から3億5千万円交付をれるものです。館林市では1月から3月までこれを活用して無償化を実施し4月以後については今後方法を検討するということです。藤岡市でも4月から無償化を実施する予定でしたが交付金を活用して1月からに前倒しして実施します。
 参加者は「食べ盛りの子どもを抱えている家庭では食料品の高騰で大変。直接的に子ど達に届く支援であり、無償化は最適な子育て支援で効果は明快、ぜひ実施を」と教育長に要請ししました。
 要請書を受け取った教育長は「議会で答弁したように財源の見通しをしっかりさせて早い時期に方向を示したい」と答え「市長にも要請をしっかり伝える」と答えました。
 懇談では11月に学校給食の試食会を実施した会の皆さんから「薄味でもおいしい味付けで、地元の野菜もたくさん使って大変美味しかったとセンターの職員さんに是非伝えいていただきたい」との感想も語られていました。
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日本の社会保障は、人生において典型的と考えられる課題の解決を目指すため、子ども・障がい者・高齢者・生活困窮者といった対象者ごとの支援体制でしたが、縦割りでは新たなニーズへの対応が困難になっています。

例えば■複雑化・複合化したケース(8050、ヤングケアラー、育児と介護のダブルケア、家計破綻等)、■制度の狭間に落ちるケース(社会的孤立、ごみ屋敷、ひきこもり、外国籍で派遣切り 等)は、役所の各課の連携、地域の専門家との連携など横のつながりを生かした解決が必要です。

そんな中生まれたのが地域社会という概念に基づいて、市町村が包括的な支援体制を円滑に構築・実践できる仕組みをつくるため、2021年4月より実施されることになった「重層的支援体制整備事業」です。

 玉村町では昨年度から役所の高齢・子ども・障害・困窮の各分野で単独で解決が難しい事例は多機関共同事業支援会議につなぎ包括的支援を検討しています。

役所以外の機関の協力として司法書士会と生活困窮支援協定を結び法的手続ききのアドバイス、水道検診業者と見守り支援協定、町内事業者がちょこっと福祉相談、社会福祉法人が何でも福祉相談、NPОが食糧支援など、町と連携し困っている人を積極的に町が見つけ出し、専門機関につなげ、解決まで見守っていきます。

伊勢崎市は昨年度から総合相談窓口を設け、ここで各課につなぐ仕事をしており、相談件数は524件。内訳は生活困窮が294件、新型コロナ生活困窮者自立支援金に関する相談216件、その他14件です。このほか就労支援が委託で9人、家計改善支援も委託で1人、学習支援が職員2人体制で8人と、ほぼ生活困窮相談が中心です。困窮者が相談窓口で社協の貸付を紹介され、社協行くと、市の総合相談のチラシを渡されそちらに行くようにと、たらいまわしになった事例なども聞きます。県内ですでに6自治体で始めている重層的支援体制整備を伊勢崎市でも取り組むよう求めました。

答弁では複雑・複合化した問題に関係各課と社協、ハローワークで生活困窮者支援調整会議を開催しそれを軸に対応している。現在は分野ごとに相談支援を行っていますが、今後先進地の状況を踏まえ検討を重ねていきたいと答弁がありました。

 

 非課税世帯への7万円の給付金の支給について伊勢崎市は22日から開始すると
お知らせしましたが、振り込み開始は27日からと訂正します。

  20日付けでお知らせした、国の補正予算に基づく非課税世帯への7万円の給付金について、議会最終日の補正予算として上程されることになります。

 前回の3万円給付で伊勢崎市は、前橋、高崎、太田、桐生と比べて3週間も振り込みが遅くなりました。文教福祉委員会では「国は年内給付を目指すよう言っている、早急な給付を」と要望しました。
 議会運営委員会に提案された補正予算の説明で「前回給付し口座番号がわかっている世帯には
1222日から振り込みを開始する」と年内に給付することを表明しました。1万4千世帯余りに正月前に給付金が届き、新年を迎える資金として役立つことになりました

  物価高騰に対する低所得世帯への給付金として、国の補正予算で住民税非課税世帯には新たに7万円給付し、前回の3万円と合わせて10万円の給付が決まりました。

 国は年内に予算化し、早急に支給するよう地方自治体に要請しています。豊岡市などはすでに「前回給付した口座に振り込みますという通知を出して断りがなければそのまま振り込む」というプッシュ式の対応を進め、年内に支給すると公表しています。
 給付金支給のたびに伊勢崎は対応が遅いと多くの苦情が寄せられます。文教福祉委員会で3万円給付が他市はいつごろ始まったのか伊勢崎市との比較を聞きました。

 人口の大きい前橋、高崎、太田、桐生とも7月末には振り込みが始まりましたが、伊勢崎市はお盆明けになった事が明らかにされ「2週間以上も差があった」ことがわかりました。

 なぜ遅いのか質問しましたが手続きの流れを説明すだけで、おそくなった明確な答弁はなく「他市の対応を研究して、今回はできるだけ早く支給できるようにしたい」と繰り返すのみ。7万円の給付金がいつ頃振り込みになるかはっきりした答弁はありません。

 全額国が費用は出すものですから市の費用はかかりません、人口の多いか少ないかではなく、自治体のやる気が問題なのはあきらかです。

 物価高騰で苦しむ低所得世帯の実情を考えスピード感を持って取り組むよう求めました。

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