臂市長より市立の茂呂幼稚園と南幼稚園を、廃園にするための条例改正を6月定例会に提案することが報告されました。両園とも昨年度、今年度と2年間入園希望者がなく休園となっていました。どちらも4歳児、5歳児のみの2年保育で3歳児から幼稚園に預けることを希望する父母が多い現在のニーズに合わないため入園希望が減っていました。
公立幼稚園は、外国人や発達に気がかりな子どもたちを受け入れ、少人数で民間にはない公立の役割があるといいながら、3年保育の実施を求める声に耳を貸さず、ニーズとかけ離れた2年保育を続け入園希望者が減るのを待って休園、廃園に追い込んだと言ってもいいと思います。豊受幼稚園に続き、茂呂、南と2年保育の園が次々に廃園になる事を見ても明らかです。
2年保育で唯一開園している三郷幼稚園も、現在4歳児クラスはゼロのようですから、来年度は休園になることが予想されます。
公立幼稚園を統合廃止するのなら、それなりの幼児教育・保育のあり方の検討と方針必要ですが、それを示さずに入園希望がゼロになるのを待ってなくす「成り行き任せ」の幼児教育行政は、まっとうな在り方と言えるのでしょうか。