JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2022年11月

下の表は昨年度の伊勢崎市公共施設での再生可能エネルギー発電量です。あずま中は以前から故障で修理予定なし、浄化センターは6月より故障のため発電中止、まゆドームと消防本部は設備故障で発電量は不明となっています。太陽光発電設置補助は2019年から打ち切り、市有施設の出力は消防本部庁舎が10kW、赤堀中学校20kWと個人住宅の使用量3~5軒分の規模で、新築施設なのにこの程度では、市有施設に太陽光発電を付けましたというアリバイ程度の規模です。

再生可能エネルギーと省エネでCО2を減らし、温暖化をストップすることは人類の存亡がかかっています。環境アドバイザーを自負する臂市長になっても、再生可能エネルギーの取り組みに変化は感じられません。安堀町にある水源涵養地を民間に太陽光施設用地として貸し出し、これも市有施設の発電に含めて発表しなければならないほど再生可能エネルギーには後ろ向きです。

2021年度の伊勢崎市有施設再生可能エネルギーの発電状況

導入年度

施設

種別

出力

年発電量

2004

あずま中学校

太陽光

30(kW)

-(kWh

2010

まゆドーム

太陽光

10.32

不明

2011

浄化センター

水力

1.57

1,003

2012

羽黒交流館

太陽光

3

3,608

2015

消防本部庁舎

太陽光

10

不明

2015

障害者センター

太陽光

49.5

67,414

2016

赤堀中

太陽光

20

25,406

2019

浄化センター

バイオマス

100

830,909

  JA佐波伊勢崎の営農部長、同課長さんに肥料、資材、飼料の高騰などについてお話を聞きました。

 オール14といポピラーな肥料で、昨年秋20キロ1570円だったものが今年10月は予約で2760円、予約でなければ3000円を超す単価になると話していました。肥料削減の対策をとると、高騰分の7割を補助する国の制度が始まり、JAでは10月879名の相談や申請のお手伝いをし、4700万円給付金が申請されました。ちなみに申請の人件費に補助金は出ずJAの持ち出しということでした。

 今年度のコメの仮渡し価格は60キロ9500円で、昨年よりは高くなりましたが、そうでなくても赤字ですが、経費の高騰分も赤字が増えます。

来年10月から始まるインボイス制度で、農協への出荷は特例でインボイスはいらないが、直売所出荷者は消費税納税業者にならなければいけないようだとのこと。売り上げ1000万円以下の事業者は消費税が非課税になっていますが、インボイスにより直売所出荷者にも消費税負担が重くのしかかることになるようです。

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6月の定例会では共産党議員団などの提案により議会に「地域交通対策調査特別委員会議会」が設置され、議会として公共交通の整備を市に強く働きかけることになりました。

9月27日地域交通対策調査特別委員会議会が開催され、伊勢崎市の公共交通の充実に向けての取り組みについて調査しました。

市からの報告では、今年度に入ってデマンド交通(バスや電車などのようにあらかじめ決まった時間帯に決まった停留所を回るのではなく、予約を入れて指定された時間に指定された場所へ送迎する交通サービス)システムについて先行実施している前橋市や太田市、明和町などへの実情の調査を行っています。①利用しやすい 民業圧迫にならない コミュニティバスとの連携を重点に伊勢崎市にあったシステムを研究しているとの報告がありました。

伊勢崎市が調査した近隣自治体のデマンド交通、概要

●前橋市
・富士見、宮城・大胡・粕川、城南の3地域に乗り合いタクシーを運行。電話で予約し700所のバス停からバス停へ。料金は一般210円~300円 タクシー会社へ委託し運行。全市的運航を研究中

・マイタク 320台のタクシーを利用予約は取りやすくすぐ乗れる。タクシーの半額補助上限1,000円、年70回まで。マイナンバーカード利用

●太田市

太田市を3地区に分けて7人乗りの乗り合いバス運行。通院や買い物の支援。電話で予約し自宅から目的地近くの700ケ所のバス停まで。免許を持っていない高齢者・障がい者が対象。土日祝日は運転しない。

市内200円。鶴ケ谷病院・足利病院、東邦病院など市外300円。

タクシー券の受給者や介護認定者など他の制度利用者は不可。7台の運行で午前の通院時間の予約が取りにくい。

●明和町

社会福祉協議会とトヨタが運営しつつじ観光に運行委託。AIを利用し、複数の利用者の目的地や到着時刻を計算し、最適な乗り合わせ・経路で運ぶシステムを活用。電話で予約すると指定日時に自宅の前まで迎えに来てくれ、70か所の指定停留所まで運んでくれる。1回1000円と高め、月5000円年50,000円で乗り放題。伊勢崎に当てはめると38台が必要。

電話による聞き取り

●東松山市

320台の3社の既存タクシーを利用。登録を受けると電話で呼び出し自宅から乗降ポイントまでタクシーが送迎。タクシー料金は、1000円未満なら500円。1000円から2000円まで800円、2000円から3000円まで1000円、3000円以上150円。予約料金300円は別支払い。予約は取りやすくタクシー業界からも好評だが負担が大きい。

●大阪・北区

民間事業者のAIを活用した予約システムで、8人乗りワンボックスかーの乗り合いバス。エリア内運行月5000円で乗り放題。民間の試行事業で公費は使われていない。

 「伊勢崎市を子育て支援のまちに、学校給食無料化と高校卒業までの医療費無料化を」求める署名運動が、地域の新日本婦人の会を中心に、日本共産党市議団も全面協力しとりくまれています。
 11月7日、第1次分として2,104人分の署名を市長に提出しました。当日は市長公務のため下城副市長が応対し「市民の皆さんの声を真摯に受け止めます」と署名を受け取りました。

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伊勢崎地域の新日本婦人の会の皆さんを中心に「学校杞憂食費の無料化」「高校世代までの医療費無料化」の実現を伊勢崎市に要望する署名運動が進められています。11月7日に提出する日程が組まれました。9月に行われた県内自治体の定例議会でも実施を表明する自治体が増えています。新日本婦人の会の調査結果を紹介します。

学校給食完全無料化自治体

■幼稚園保育所含め無料化

 ・太田市(小は23.4~) ・嬬恋村

■小・中完全無料

 ・渋川市 ・みとり市 ・上野村 ・神流町 ・下仁田町

 ・南牧村 ・甘楽町 ・中之条町 ・東吾妻町 ・長野原町

 ・草津町 ・高山村 ・板倉町 ・川場村(22.1023.3

 ・昭和村(22.1023.3) ・玉村町(22.1223.3

 

高校世代までの医療費無料化自治体

■すでに実施

 ・前橋市 ・太田市 ・榛東村 ・上野村 ・下仁田町

 ・南牧村 ・甘楽町 ・中之条町 ・東吾妻町 ・長野原町

 ・草津町 ・高山村 ・嬬恋村 ・大泉町

■来年度実施

 ・高崎市 ・桐生市 ・藤岡市 ・玉村町

■入院のみ

 ・館林市 ・富岡市 ・吉岡町 ・水上町 ・板倉町

 ・明和村 ・千代田町 ・邑楽町 ・安中市(23.1~)

2022.10新日本婦人の会調査)


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