来年7月で契約期限が終了する、伊勢崎卸売市場への土地や建物の貸し付けについて検討するあり方検討委員会が始まり3月に結論を出します。
先日は市場の青果のセリの様子を見学させてもらいました。
前日の夜運び込まれたたくさんの野菜は、セリを通さない流通でミカンや玉ねぎ、ジャガイモなど貯蔵のきくものを除き、夜中に運び出されてだいぶ空いていました。6時40分始まったセリは30人ほどの購買人が参加し、市場の片隅に集められた野菜を次々とセリ落とし、わずか10分程度で終了し、昔の市場とはだいぶ違います。
セリ終了後話を聞きましたが「卸の長野連合青果は2月で撤退すると言っているので、購買人は高崎市場に登録するか廃業するか決断を迫られている。農家も業者も高齢者が多く、高崎まで行けないので、伊勢崎市場が無くなったやめる人が出るだろう」と話していました。
あり方検討委員会で結論を出す前に青果部門はなくなってしまうのではないでしょうか。検討委員会の席上、市場運営者は後継の青果卸業者として2社ほど問い合わせがあると言っていますが、検討委員会の結論によっては7月以後も続けられるかわからない市場の現状に、卸売業者として手を挙げるには大変な決断がいると思います。