JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2021年02月

 老朽化した伊勢崎、あずま、境の3つの保健センターを旧福島病院跡地に建設する計画が進められ、昨年11月26日から12月25日までパブリックコメントが行われました。新センターと赤堀センターの2つのセンター体制で市民の健康を守る構想がまとめられてきました。
 臂新市長の就任によりこの計画を見直し、当初予定していた新保健センター建設後に再度施設の統廃合及び効率的運営を図るため、2つのセンター運営体制から、新保健センター1カ所による運営に集約するよう指示したと議会運営委員会に市長から報告がありました。
 臂市長の掲げている公共施設の統廃合計画の第1歩という事ですが、今までの検討は、パブリックコメントは何だったのでしょうか ?  このような頭ごなしの統廃合計画がどんどん検討されて行ったのでは市長の言う合併市町村の「共生」でなく「強制」になってしまいます。

 

 国の第3次補正で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が新たに1兆5千万円追加されました。感染拡大を抑えると同時にポストコロナにおける経済構造の転換と地域における経済の好循環を実現し地方創生を図るため地方公共団体が地域の実情に応じて取り組む施策に交付されます。
 ■伊勢崎市への第3次補正予算のコロナ対応の交付限度額は6億1722万円ということです。
 これを受けて伊勢崎市が新たに対象にした事業は
 ●伊勢崎市民病院においコロナの入院患者に対応した医療従事者に対する慰労金 
 看護師10万✖150人 医師5万✖60人 コメディカル5万✖60人 合計2400万円
 ●すでに計画済みの小中学生全員にタブレット端末を配置するための費用
  システムアップネットワーク構築事業 電源キャビネット 学習支援ソフト 
  255,845,000円

 新たな交付金が6億なのに、事業は2400万円の医療従事者への慰労金だけで、も一つは12月補正ですでに決まった事業の財源を交付金を振りかえるだけです。これを含めても合計が2億8千万円弱です。のこりの3億円余りはどうなるのでしょうか。
 これまで実施した41のコロナ対策事業の財源に振り替えるということでしょうか。
 新型コロナの対策に市の貯金である財政調整基金を取り崩して対応したので、財政が大変と説明しながら、取り崩した貯金(財政調整基金)は国の交付金でしっかり取り戻し、20年度末には昨年同様の50億円の基金積立金に戻っているのです。 
 コロナ対策の財源は国の交付金頼みということでしょうか。

伊勢崎市の来年度予算概要が発表されました。一般会計では前年度比でプラス0.6%、745億3千万円の予算規模となります。これには新型コロナウイルスワクチン接種の費用10億3千万円が含まれているため実質はマイナスの予算規模になります。

 新型コロナの影響で税収の落ち込みが個人市民税でマイナス6.8%、法人市民税でマイナス33.4%など、市税収入は5.6%17億円ほど減ることになります。国からの財源補填である臨時財政対策債が15億円増え43億円になるため、コロナで財政が大変なことに変わりはありませんが、必要な財源は確保されることになります。

 新規事業では、一昨年共産党議員団が一般質問でファミリーサポートの援助者に、最低賃金を下回る時間700円の利用料しか支払われていない、現状の改善を求めてきましたが、新年度は事業を直営にして市が時間200円の上乗せをし、最低賃金を上回る金額になります。オートレース事業から本年の1億円を2億上回る3億円の一般財政への繰り入れが行われます。

 

新年度重点事業

健康・医療

★新保健センターの整備 18,279千円

 福島病院跡地に伊勢崎、東、境の保健センターを統合、子育て包括支援センターを併設する施設を建設(今年は設計、24年度開始)

☆子育て世代包括支援センターによる支援  9,496千円

 新たに助産師による妊産婦相談事業を開始

☆不妊治療・不育治療への助成  23,600千円

★新型コロナウイルスワクチン接種の実施  1,030,948千円

 4月ころから高齢者及び基礎疾患を有する者から接種

☆市民病院の整備  724,297千円

 手術支援ロボットの更新  平成26年導入後泌尿器科759件外科53件手術

☆保育の受け入れ態勢の確保  24,240千円

 保育士加算補助  12万円×2人×6か月 上限

★ファミリーサポートセンターの再編  2,059千円

 委託から直営に再編  利用料に時間200円を上乗せ助成金

☆ふれあいの居場所づくりの推進  7,198千円

☆老人クラブ活動への支援  10,040千円

☆障害者センターの運営  82,251千円

都市基盤

☆伊勢崎駅周辺の整備と賑わいの創出   1,096,679千円

☆コミュニティバス運行事業  169,186千円 

11路線の運行、車両3台の入れ替え

★幹線道路の整備   1,012,349千円   新規市道()9-530

☆浄化槽設置整備事業  64,598千円

☆上水道の整備  4,230,290千円

産業・観光

☆持続可能な農業の新興 87,727千円 新規就農者支援、農地集積・集約化推進

☆伊勢崎プレミアム商品券 220,000千円 販売2億円、10%プレミアム11万円

☆住宅リフォーム助成   80,000千円  工事費の30% 8万円上限

★企業誘致の推進   425,887千円    新たな産業団地の整備に取り組む

安心安全

★国土強靭化地域計画の推進 3,388千円 伊勢崎市国土強靭化地域計画の策定

★災害避難所の充実  10,054千円   避難所備品収納箱の設置

★境消防署の移転  167,599千円   用地取得、基本・実施設計

環境

☆空家対策事業  17,568千円

☆森林譲与税の活用  5,577千円

☆リュース食器貸し出し事業  605千円

(仮称)あずま南小学校区近隣公園の整備   196,104千円

教育

★ICТ教育の充実  58,560千円 電子黒板の整備、ICТ支援員の派遣、

☆外国籍児童生徒等への教育支援  47,096千円 

支援助手の派遣、子ども日本語教室未来塾との連携

☆中等教育学校の運営  562,263千円

生涯学習・スポーツ・文化

☆世界文化遺産の活用  71,190千円

 田島弥平旧宅東門の修復、桑葉整備の追加調査など。

★スポーツ設備(ラグビー場)の整備   40,000千円

共同・共生

☆外国人総合相談窓口事業   6,323千円

☆都市地方連携事業   3,182千円

行財政

★市税等のスマートフォン決済の本格導入  520千円

☆ふるさと寄付金の活用   28,600千円

★オートレース事業から一般会計への繰り出し  300,000千円


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 医療や介護職場で働く人の労働組合「群馬県医療労働組合連合会」(代表石関貞夫委員長)は伊勢崎市議会に「安心・安全の医療・介護体制を確立し国民の命と健康守るための請願」を提出しました。
 請願書は〇コロナ禍でそれに対応できる医療、介護、福祉分野に財源の確保を。〇公立病院の統合再編の見直し。〇医師、看護師、医療技術者、介護職などの増員。〇保健所の職員増員、公衆衛生行政の拡充。〇社会保障の国民負担軽減。について伊勢崎市議会として国に意見書提出を要請したものです。
 コロナで赤字になっている医療機関では群馬でも夏のボーナスがカットされたところがあるそうで、医療現場の大変な状況を語り定方議長に請願書を手渡しました。
 請願書は日本共産党議員団の北島と長谷田が紹介議員として次の定例議会で審議されます。


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昨日の伊勢崎市のコロナ感染者が27人という事態を受けて今日「伊勢崎市緊急事態宣言」が発出された。期間は2月22日までの18日間。
要請事項
⑴改めて、感染予防のための自覚を持った行動をお願いします。
⑵日中夜間を問わず、生活に必要な場合を除いた不要不急の外出を控えてください。
⑶緊急事態宣言の対象となっている他県への移動を控えてください。
⑷感染リスクの高い大人数での会食や宴会は自粛しましよう。
⑸家庭内での感染防止対策の徹底及び「3密(密閉・密集・密接)の回避」や手指消毒などの「新しい生 活様式」の徹底をお願いします。
⑹国の接触者確認アプリ「COCOA」を積極的に利用しましよう。

本日も陽性者は12人出ています。
会食が原因とされすでに多くの飲食店が8時までの営業自粛を行っておりますが、一向に減ってこないのはどこに理由があるのか。自覚と自粛が足りないと言われてもこれ以上どうしたらいいのか。
市中感染が広がっている以上無症状感染者を発見、保護、追跡するための検査の拡大は必須です。

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