伊勢崎市はこのほど伊勢崎・東・境の3地区にある保健センターを一つに統合し、福島病院跡地に新センターを設置する計画を明らかにしました。いずれの施設も建築後35年以上が経過し、施設の経年劣化が進んでいる、プライバシーに配慮した相談室がないなどの理由で建て替えるという事です。
国の公共施設統合を目的とした公共施設管理計画により、統合し施設面積を減らし建設する施設には、特別の補助が付きます。また市内中心部に公共施設を集約しようという、立地適正化計画に基づく施設整備にも国からの支援があります。このような理由から統合した施設を市内中心部にとなったものです。
市長の各地域の均衡ある発展というこれまでの政策から、合併のメリットを生かす公共施設統合と、中心部への集約に転換することになります。
これまでの4保健センターから、赤堀と新センターの2つのセンター体制になります。あずま地区、境地区には支所に保健師を配置し健康づくりの相談を引き継ぐということですが、地域に保健センターが無くなることにより様々な影響が出てくると思います。子どもの健診などがセンターの一番の利用になりますが、駐車場は大丈夫なのか心配もあります。
公共施設の在り方について、市民の知らない間にパブリックコメントをして、市民意見を聞いたというのは無理があります。