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 しばらくお休みしていましたがまた再開します。よろしくお願いします。


 文化講演に来たプロレタリア作家の小林多喜二らが伊勢崎警察署にとらえられ、抗議した民衆が警察から奪還した「多喜二奪還事件」を記念して第6回の伊勢崎多喜二祭が、昨日開催されました。

東京からバスでツアーが組まれるなど、県内外から400人の参加者で会場は満席となり、立ち見が出る盛況な催しとなりました。

 大澤綾子さんによる「多喜二へのレクイエム」など5曲のピアノの弾き語りではじまり、主催者の大澤実行委員長は戦争法廃止の闘いの運動を広げる力にしたいと挨拶しました。

 96歳の俳人金子兜太氏が、ユーモアを交え「戦中のこと、戦後のこと」と題して講演しました。
 
 金子氏は俳句の選者をしていて女性が活躍する社会になった。女性たちは子供を戦争にとられるような時代にしないと確信している。

 戦前は俳人も治安維持法でとらえられた。「戦争遂行勢力に都合の悪い人が再び狙われる社会にならないよう、しっかりと見ていく必要がある」と危険な現代の政治の流れを警告しました。

 金子さんは最近では澤地久枝さんが提唱して始められた「アベ政治を許さない」のアピールを揮毫したことでも知られています。