JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2014年08月

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 伊勢崎佐波社会保障推進協議会(関根洋 会長)は、8月7日国民健康保険、介護保険事業について市の担当職員と懇談をしました。

 協議会が毎年行っている自治体アンケートでは、国保税滞納により保険証を取り上げが935世帯(加入世帯の2・87%)、六カ月の短期保険証世帯が3863世帯(加入世帯の11.85%)となっています。納付が困難なほど高くなっており、国保税の引き下げや、厳しい取り立ての改善を求めました。

 市は高齢化による医療費の増加や負担の公平を挙げて、引き下げは困難で、実情をよくつかんだ丁寧な納付相談を行うと答えました。

 介護保険では、要支援者の訪問介護やディサービスなどが市町村事業切り替えられ、自治体の対応が問われます。

 「平成29年度までに切り替えるもので、今のサービスと変わるようなことはない」と、現行事業を継続する方向を示しました。介護認定について申請を拒むことは絶対にないとも言っています。

 発言どおり、改悪により、後退を招くことが無いよう、しっかりと検証していくことが大事です。

写真は関根会長(右)と同席した長谷田、北島

 昨日8月1日、伊勢崎市と教育委員会の主催で世界遺産登録記念として「世界遺産を生かしたまちづくり」を考えるイベントがありました。

 遺産の保存や活用、来訪者への対応、遺産登録を生かしたまちづくりをどう進めるかについて、大学教授の講演や地域で活動する関係者を含めたパネル討論が行われました。

 世界遺産を生かし観光客の取り込みや、地域活性化を考える時、現在地域の小学校が生徒の減少により廃校も含めて検討され、地域の衰退が懸念される事態になっていることについて、どのように考えるか聞いてみたかったが、残念ながら質問の時間はありませんでした。

 日本共産党議員団ニュース夏号より

 利根川を渡った深谷市側の境島村地区にある田島弥平旧宅が、絹遺産群として世界遺産に登録されました。日本の近代化に養蚕と絹織物の果たした役割が、改めて見直されています。
 境島小は、校章に桑と繭と蛾を配置した世界遺産の地にある小学校ですが、伊勢崎市が6月に設置した学校規模適正化検討委員会において、統廃合の検討対象の第一番にあげられています。
 明治6年開校と、140年の歴史を持っています。教育界では誰もが知っている斉藤喜博校長の時代、1万人もがこの小学校の教育実践を参観に訪れました。ノーベル賞作家の大江健三郎氏もその一人で、「僕はこの小さな小学校の奇蹟に満ちた教室に圧倒される思いだった」と書いているほど、全国の教育者に影響を与えました。
 養蚕と絹の技術と文化は、遺産となって改めてその役割の大きさが知られました。「世界遺産登録を地域振興に」と旗を振りながら、地域の衰退を招く学校閉鎖を一方的に進めるとしたら、大変な矛盾です。廃校になってから大切さがわかる、ということがないように、子ども、保護者、地域住民の声をまん中において、しっかりと検討を進めるべきです。

 

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