いせさきはFMは、現在JAの中央支店(南千木)にスタジオを構え放送しています。地元密着のエフエム放送だが、それほど知られていないので聞いている人は多くないようです。このFM放送をめぐって伊勢崎市の対応は市長が変わるたびに評価が変わっています。

 設立時に矢内市長は「地域情報、市政情報、災害情報などきめ細かな情報提供が可能」と設立を応援する立場から、市役所の東館新築の際、1階に800万円かけて防音工事をした部屋を、演奏所として貸し出し、伊勢崎市からも放送料を出して市政情報番組を流してもらいました。その当時の議会質問に聴取率は街頭調査で16・7%と述べています。

 ところが五十嵐市長になったら「費用対効果で、効果が明確でない」といせさきにFMで市が提供していた情報番組を取りやめたため、収入が減ってスタジオの賃借料が払えず、いせさきFMは市役所内の演奏所から撤退しました。

 臂市長になってこの4月から「インターネット環境がないため情報弱者になりやすい家庭においても、市 が発信する災害に関する情報などを確認できるよう、コミュニティFMや データ放送を活用し、情報伝達手段の充実を図ります」と、情報番組を市が提供して週5日、一日3回流すことになり772万円の予算が組まれました。

 市長が変わり政策が変わることは当然ありうることですが、その都度言うことが変わったのでは行政の信頼に疑問が出てきます。この対応の変更について「必要だからやる」と述べ、まともな説明がありません。

 概略設計まで済んだのに保健センターを2か所から1か所へ変更したり、老人いこいの家の継続を約束し耐震設計までしたのに廃止するなど、市長が変わって政策を転換するのなら、しっかりと納得できる説明責任をはたすべきです。