政治家と反社会的カルト集団・統一協会との癒着が、「赤旗」日曜版のスクープで伊勢崎でも次々と明らかになっています。斎藤優県議が付き合いのあった統一協会関係者を井野氏に紹介し、井野後援会「俊世会」を作ってもらい自らが代表に就任しました。井野氏は統一協会関係者らに自民党に入党してもらい、党費を肩代わりしていたなどです。また井下県議も、統一協会関係団体の集会で講師を務めていたことを認めました。

地方議員へも統一協会からの働きかけが明らかになってきており、日本共産党市議団は12月議会で、統一協会と関係のあった政治家はその関係を明らかにし、今後一切の関係を断つこと、被害者救済、法人の解散請求を求める議会決議を提案しました。

議会運営委員会を構成する日本共産党以外の3会派は「賛同しかねる」「決議の必要なし」「反対する」と、決議に賛成せず本会議上程にはなりませんでした。ある市議は「決議は信教の自由を侵す、政治家の思想調査だ」と発信しています。

政治家が反社会的集団の広告塔の役割を果たしたことへの問題意識、被害者救済や解散請求でキッパリとした対応を求める市民の声から、大きくかけ離れた対応ではないでしょうか?