昨年度末に地方交付税や地方消費税などの確定で歳入が大幅に増え、都市環境整備基金に8億2千万円積立てる専決処分が行われました。

 この基金は3月補正予算でも18億円近く積み立て、合計で29億5千万円になりました。20年度末3億4千万円でしたから1年で26億円増えたことになります。

市の貯金である財政調整基金もこの1年で14億円新たに増えています。

一般会計基金50億増 

その他の16種類の一般会計の基金積立金も合わせると、20年度末が99億円だったのが、21年度末には150億円になる見込みです。

特別会計基金10億増

さらにオートレース、国民健康保険、介護保険の3つの特別会計基金も、31億円から41億円に10億円増えています。

 臂市長就任後1年間で市の基金が合わせて60億円増えたのです。
市民福祉他市に遅れ

県内他自治体で学校給食無料化や、高校卒業までの医療費無料化が進んでいますが、伊勢崎市はなかなか進みません。それどころか経費削減で公共施設の廃止に熱を上げています。

 市政は利益を目的にする企業ではありません。コロナや物価高で市民が困っているときに、内部留保を増やすことばかり考えているのではたまりません。
グラフ赤ー都市環境整備基金 青ー財政調整基金 黒ー一般会計の基金合計


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