望まれない猫の出産により捨て猫が野良猫となり、繁殖して様々な問題を引き起こしています。こうした猫を出さないためには早期の不妊手術が必要です。
県内では35市町村のうち21市町村で、猫の不妊手術の助成を行っています。多くの自治体は雌猫が5千円、雄猫が3千円を補助するというものです。
21もの市町村で取り組んでいるのに、伊勢崎市はなぜ補助しないのか、「効果が確認できない」という答弁でした。「それでは21市町村は効果のないことをしているのですか」と再度質問しましたら、「効果がないと言っていはいない、確認にできないと言っている」と禅問答の様な答弁でした。
飼い主のいない猫に不妊手術をしたうえで、餌やりやフンの始末などを公的機関に届け出て取り組んでいる「地域猫」のグループは県内で22組織あり、616匹の世話をしているそうです。そのうち8グループが伊勢崎市内にあり271匹の面倒を見ています。市が何も取り組まない分をボランティアでカバーしているということでしょうか。
コロナで自宅生活が続く中で、猫の飼育を始める家が急増しており、その結果飼育できなくなり飼い主のいない猫も増えているようです。
動物愛護基金の行政枠を申請し、来年度から伊勢崎市でもこれを利用し、飼い主のいない猫の不妊手術のチケットが受けられるようですが、これも財源はボランティア頼みです。
貧困世帯の食糧支援でさえボランティア頼みの伊勢崎市ですから、猫の支援など無理な話でしょうか?
地域猫とは
地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主がいない猫。適切に管理することで、これ以上数を増やさず、一代限りの生を全うさせる猫を指します。
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