新型コロナの影響もあって米の需要が減り価格が大幅に下がっています。伊勢崎産のコメの品種は「あさひの夢」という品種が主流で、学校給食でも伊勢崎産あさひの夢を使用しています。

この品種は業務用などに多く用いられており、ブレンド米として使われています。流通の価格や、JAでの概算価格は昨年、一昨年と比較して、どのようになっているのか。米価下落の現状と市としての支援策について12月定例会の経済市民委員会で北島議員が質問しました。

それによりますと消費者に直接販売される価格は、JAの直売所で販売されている価格を見ると2019年から比べ2,400円下がっているそうです。

農家からJAが買い上げる場合、仮払いとして農家に支払い、全部売れてから清算する方式です。今年の仮払いの価格は8,000円となっており、一昨年と比べると6割近くまで下がっています。これでは労賃が出ないどころか経費も賄えない価格です。

市の支援としては、来年度の作付けを支援するため、市独自に10アール5000円、総額3480万円を種子代や苗箱の培土代として補助することが12月議会の補正予算で決まりました。

伊勢崎産あさひの夢60K玄米価格

直売所販売価格

2019年 16,800円

2021年 14,400円

 

JA仮渡し価格

2019年 13,120円

2020年 11,320円

2021年  8,000円