昨年の当初予算はコロナ対策費用は盛り込まれておらず、745億円の予算規模でした。

途中国からのコロナ対応地方創生臨時交付金が、合計23億9千万円が三度に分けて交付されました。これを利用して感染拡大の防止、市民の暮らし支援、地域経済の支援、社会生活の維持など42の事業が交付金事業として取り組まれ、26億4千万円が支出されました。差額は財政調整基金や、中止になった事業の予算をこれに振り向けました。

 一人10万円の給付金や、ひとり親世帯への給付金など、全額国が負担する給付金なども追加され、745億円だった予算が、決算では1千億円にもなりました。コロナ対策などで250億円市の予算が膨らんだことになります。

緊急で予定外の支出が必要な時のために、財政調整基金として市の貯金が貯えられています。昨年度の決算書によりますと市の貯金である財政調整基金は2019年度末が52億円であったものが2020年度末は3億円増えて55億円になりました。

市民の暮らしも市財政も大変な時に、しっかりと市の貯金である財政調整基金は3億円も増やしたことになります。

やり繰り上手なのか、やるべきことをやらなかったのか?