公共施設のあり方についての市民アンケートの募集が始まりました。今回のアンケート本気で市民の意見を聞こうとしているのか大きな疑問があります。
まず第1に市の広報に全く紹介されておらず、ホームページだけに紹介されているのです。問い合わせしたら6月1日号には掲載するという返事ですが、募集前に広報に載せないのは何故なのでしょう。あまり意見を寄せてもらいたくないという事でしょうか。
第2は意見を求める対象施設であるプールや高齢者の入浴施設、保健センターにはアンケート用紙が置かれていない事です。統廃合を目的にしているアンケートですから実際に利用している人の声を聞くことは必須です。利用者の声はいらないという姿勢は統廃合ありきのアンケートなのでしょうか。
第3はアンケートの設問です。例えば保健センターでは 保健センターは各地区(合併前の旧市町村)にあります。建替え等に要する膨大な更新費用や将来の利用者数の減少などを考慮した場合、あなたはこれらの施設を統廃合や複合化により適正配置へ見直しを図ることについて、どのようにお考えですか「特定の回答」を選択させるように誘導していることは明らかです。このようなアンケート設計をしてしまうと、回答者は出題者の意図を見抜き、出題者が求めている選択肢を「敢えて」回答する恐れがあります。恣意的な誘導結果を出そうとする意図がありありです。
第1回のあり方検討委員会が20日に開かれました。市民に非公開の検討委員会といい、恣意的で利用者の声を聞く姿勢のないアンケートと言い、市民と協働の街づくりとは程遠い統廃合ありきの「公共施設のあり方検討」と言えるのではないでしょうか。
アンケートは6月30日着まで 用紙はホームページ、市役所・支所、公民館で
回答はFAX、メール、郵送、公民館の回収箱
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