古い市営住宅は半分程度しか入居しておらず、植栽や空き地の手入れも不十分で、夜間は怖いようで、快適な環境とは言えない状況です。なぜこのように放置されているのか質問しました。
「作業範囲が広大なためすべてに対応するのが困難。年一回除草と剪定作業を行っている」という答弁です。対応が困難というが、予算をつけずに伸び放題にほっておくという状態です。そうでなくても築40年以上が半数なうえ、環境整備を放置しているのは、市営住宅に入居希望者が増えないようにしているのでしょうか?
その結果総戸数1949戸中入居数1309戸で、空き室数640戸67.2%の入居率です。空き家のうち317戸が入居可能な住居で。残りは住戸改善や用途廃止、で募集をしない住宅です。
入居できる所得基準が平成21年度に引き下げられてから見直しが行われていません。103万円の壁が言われていますが、名目賃金は上がっているのに15年前の基準のままでは、入居している人は所得超過で追い出され、入りたい人は所得超過で応募できず、空き家はあっても入れる人がいない状態です。
単身高齢者や母子家庭の入居希望が多く、抽選で入れない人が出ています。エレベーターの設置で高齢者対応を増やし、環境整備て子育て中の人でも安心して住める改善をして、希望の高いこうした層の入居枠を増やすよう求めました。