介護保険では中学校区程度の生活圏域ごとに地域包括支援センターを設置し、身近なところで介護支援を行うことになっています。

しかし伊勢崎市は5圏域にはなっていますが、地域包括支援センターは市役所に1か所にしか設置されず共産党議員団は「地域に密着した事業展開と、きめ細やかな高齢者支援のためそれぞれの地域に地域包括支援センターが必要」と改善を求めてきました。

 来年度始まる第6期介護保険事業計画でも、引き続き5圏域の予定でしたが、審議委員さんからの指摘もありやっと太田市並みの9圏域にし、それぞれに地域包括支援センターを設置することになりました。

 しかし計画が遅れたため、来年度は相変わらず市役所内一か所で、28年度からのスタートとなります。

 介護保険制度の改正で、市町村や地域の役割がさらに重要になりますが、他市の様子を見てからの後手の対応ではこれからの取り組みが心配です。
 


■来年度以後の圏域と高齢者人口

日常生活圏域名      1号被保険者65歳以上

1 北・三郷            6,489

2 南・茂呂            5,755

3  殖蓮             5,511

4  宮郷             4,455

5  名和             3,908

6  豊受             4,665

7  赤堀             4,016

8   東             4,783

9   境             8,076

   合計             47,661

これまでは旧市内2圏域、旧佐波町村それぞれ1圏域の5圏域ですが、実際は市役所1か所でした。
 
 平成28年度には9圏域にし、市直営の基幹センター1か所、委託8カ所の地域包括支援センターが設置されます。高齢者の人口の多い境は職員の増員で対応ということです。