3年に一度見直しが行われる介護保険料は、今年度が3年目で来年度から変更になります。通常は1年目に少し黒字が残って、2年目はトントン、3年目は赤字でも1年目の黒字分で穴埋めしてトータルでプラスマイナスが出ないように計算します。ところが、伊勢崎市では5年前に値上げしすぎて、平成18、19、20年と黒字が増え、20年度末には7億4千万円になりました。
 これを使って21年度から23年度までの介護保険料は本来なら引き下げるべきでしたが、いずれは上げるのだからと据え置きました。3年目の今年度末に予想される基金残高は7億7千万円で、3千万円基金が増えることになりました。基金は、65才以上の被保険者一人当たり18,500円になります。年間6千円、保険料を値下げできたわけです。
 わずかな年金から多額の保険料を負担しているし高齢者の生活実体どのようにとらえているのか市長に聞きました。市長は「低所得の方だけいただいているように言うが、高所得の方から多くいただいて、低所得の方からはなるべくいただかないようにしている。(赤字になって)制度が崩壊したら高齢者が困る」との認識を示し、そのままため続ける考えで、介護保険料の負担に困っている高齢者の生活実態に目を向けない答弁です。
 一方介護サービスは「希望する介護が受けられる」はずが、特別養護老人ホームは定員730人に対し待機者が825人という状態です。いくら待っても死ぬまで入れないのでは「保険あって介護なし」で、すでに制度崩壊の状況です。
 今年度に来年度からの保険料を決める審議会が開かれます。7億7千万円の基金を使って、今度こそ介護保険利用を引き下げさせるために力を合わせましょう。
(「『きたさん』のフレッシュ便」4月17日919号から)