水道料金審議会はこのほどこのほど水道料金・下水道利用金の改定案を発表し、パブリックコメント(市民意見の募集)を行いました。
水道料金は3年前に、3年に1度10%ずつ3回値上げをする計画がたてられ、来年が2回目の値上げの年になります。水の利用が減っているのに、高い水を県から押し付けられ、県央第2水道水の使用をだんだん増やしてきましたが、「群馬県からの受水費用の削減により」当初予定していた10%の値上げを圧縮し、7・2%の値上げにするというものです。
水道料は使用量が多いほど割高になる制度ですが、値上げは基本料こそ大口利用者の値上げ率は高くなっていますが、使用水量当たりは1~100㎥まで㎥5円の値上げですが、101㎥を超えた分は㎡当たりの料金を据え置きというものです。基本料では少量使用者への影響を抑えていますが、一般家庭を大きく超える大口利用は優遇されることになります。
下水道は15%も値上げ
下水道料金は25年値上げしなかったということで、㎥あたりの処理経費が150円だが、現在の料金で回収できるのは103円になっているということです。下水道事業を企業会計の法適用という会計制度に変えたため、料金で処理費をまかなうことが原則になり、国から値上げの強力な圧力あります。
このため150円に向けて、当面今回は15%値上げして118円にするという提案です。
下水道料金は大口でも基本料は一律900円で、これを1400円に値上げします。使用量割は1から20㎥までが㎥5円の値上げ、21㎡から50㎡までが2円、51㎡以上は据え置きと、これまた大口利用者に配慮した値上げ案になって一般家庭利用者泣かせの値上げか提案されています。
水道と下水道はつながっていますので、公共下水道、農業集落排水を利用している家庭は利用量同じ水量ですので、値上げはダブルパンチになります。
物価高騰の中水道と下水道料金が大きく上がったのではたまりません。
水は暮らしに欠かせず、だれでも使わなければならないものです。値上げが嫌だから使わないというわけにはいきません。一般財源から値上げをおさえる必要な支出こそ必要です。
コメント