JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2021年06月

わずか1回の審議で4つの保健センターを1カ所にの素案

 公共施設のあり方について検討する「あり方検討委員会」の第2回目の委員会が6月10日開催されました。第1回目は統合廃止の対象になっている施設の訪問でしたから実質は初めての審議です。ここで伊勢崎市内4カ所にある保健センターを、新しくつくる新センターにすべて統合する素案がまとめられ、市民意見募集のパブリックコメントがおこなわれています。
 今年の2月まで新センターと赤堀の保健センター2カ所にする計画が決定され構想が発表されていたのに、わずか1回の審議でこれを白紙に戻し1カ所にする素案を決めてしまうのですから荒っぽい審議です。6月30日まで保健センター、市民プール、高齢者入浴施設のあり方についての市民アンケートが募集中なのにその意見も聞かずに結論を出すのは市民の意見を聞く耳持たずの対応です。市民協働のまちづくりを標榜する伊勢崎市とは思えないものです。

市議団であらためて赤堀の保健センターを見学しました。
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PCR検査の拡充

太田では事業所や学校、保育園で陽性者が出た場合、保健所の検査対象にならない接触者に、市独自で検査を支援する制度をはじめました。「伊勢崎市でもぜひ実施を」と要望しました。

「保健所の検査で充分対応出来ていると認識している」との市長答弁。

市長選時の公約「イセサク」の医療福祉政策に「PCR検査の拡充と医療機関の連携を図ります」と書いたのを、市長になったら忘れてしまったようです。

市長のワクチン優先接種について
 報道機関の問い合わせで、4月27日に伊勢崎市長がワクチンの優先接種を受けたことを明らかにしました。「感染リスクを低減させ、責任をもって市政運営に当たるため、早期の接種が可能か検討していく中で、厚生労働省のワクチンの利用制限の緩和等により、医療従事者用のワクチンを高齢者に使用することが可能になったことから接種を受けた」と市長は質問で答弁しました。

 市長が優先接種するのは「職務上必要」と理解を示す市民の方も多数おります。一方ワクチンの予約が取れずで大混乱している状況の中、責任者が「私は先に打たせていただきました」という話に嫌悪感を持った人もたくさんおられ、党市議団にも抗議の電話が寄せられました。

市長は当初「医師会の先生、医療従事者が打ち終わった段階でワクチン接種をした」と言っていましたが、途中から「市民病院の医療関係者が終わった段階で」と説明が一転しました。どちらが正確なのかの質問には答えませんでした。また接種の時点で「医療従事者や救急隊員がどの程度接種を受けていたかはわからない」というのです。

議員説明会では、高齢者用ワクチンを打ったので、医療従事者用ワクチンを打ったと書いたマスコミに訂正を求めたと言っていたのですが、どの顔して訂正を求めたのでしょう。

重責を担う市長が感染しない措置を早期にとることは必要なことですが、マスコミの調査では県内12市で優先接種は臂市長だけですので、経過の説明は一貫してもらいたいものです。   (K)

 

1、新型コロナウイルス感染症について
なぜ伊勢崎市に陽性者多い?  分析は困難

 多くの市民の皆さんから出されている「なぜ伊勢崎市にはコロナの陽性者が多いのか」「市はそれを受けてどのような対応を取っているのか」について質問しました。

答弁は「本市には保健所における積極的疫学調査の情報が得られない事、感染症疫学の知識を有する職員がいないことから、感染者が多い理由を分析することは困難。市の対応としては対策本部会議において関連部署と情報を共有するとともに、広報紙の号外の発行や多言語によるメッセージ発信、県と協力した飲食店営業時間短縮要請時の情報発信など感染防止対策を講じてまいりました。」

となぜ多いかも分析することなく対策を取っているというのですから驚きです。
  
クラスターが多く、重症化しやすい高齢者施設などでの検査の状況を聞きました。

障害者、高齢者の入所者を対象に抗原検査のスクリーニング検査を実施しています。検査は2週間の間隔をあけて2回検査をするものですが、5月17日までに23施設で550人が1回目の検査を終え、4施設14人が、2回目の検査を実施しているそうです。

 伊勢崎市スポーツ施設・高齢者福祉施設・保健施設のあり方検討委員会から出された「伊勢崎市保健施設のあり方に関する意見(案)」に対するパブリックコメントの募集が始まりました。
  検討委員会からは4つの保健施設を新保健センターに統合すること赤堀保健福祉センター施設を有効活用することという意見案が出され、これに対するパブリックコメント募集です。
 保健業務にかかわる職員の削減や施設維持管理費の削減ができるという事が理由にあげられている。
 今年2月に作成された新保健センター建設基本構想をわずか3か月余りで白紙に戻す提案です。「赤堀保健センターは利用者が多く健康づくりの拠点として運営を継続する必要がある」という個別施設整備計画の評価は一体何だったんだろうと思う。
 あり方検討委員会は前回は施設の視察で、実質今回初めての審議。わずか1回の検討委員会の審議でこれまでの方針を大きく変える結論が出されました。市民アンケートもまだ募集中に、なぜこんなに急ぐのでしょうか。
パブリックコメントは7月13日まで。資料は市ホームページ又は市役所・支所の情報コーナー

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