JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2021年02月

商・工業コロナ対応支援策

 新型コロナの影響で市内の事業者の多くが厳しい状況になっています。新年度の予算で支援策が期待される所ですが、「出前などに取り組む飲食店を紹介するプロジェクトを引き続き支援する」「住宅リフォーム・プレミアム商品券事業を引き続き実施する」と、どれも継続の事業です。プレミアム商品券などは今年度より発行額が1億円も少なくなっているのです。

施政方針ではコロナ対応の経済を守る政策として「国と連動した直接支援をする」「効果的な経済政策となる間接支援をする」とあげています。しかし新年度の商工費の予算額は今年度より1億2千3百万円も少なくなっているのです。増えたのは工業団地造成の費用や、購入企業への助成金関連のものだけです。呼び込み型の経済政策でなく、地域循環する地域経済対策が必要ではないでしょうか。
 具体的なコロナ対応の直接支援、間接支援を要望していきたいと思います。

人口が20万を超える市になると独自に保健所を持つ権限が委譲されます。これまで五十嵐前市長は、交付税で費用は算定されるが市の負担も増えるので、保健所を持つことは考えていないという姿勢でした。

臂市長は公約に保健所政令市を掲げ、県の伊勢崎保健福祉事務所から伊勢崎市自前の保健所にする考えを表明しています。

これはコロナ感染症に関連して、県からの情報が届かないため対応ができない。「疫学的調査が可能となり的確な対応するためには、自ら保健所を持つことが必要」という判断からです。住民の命を守るためには財政的負担があっても保健所を持つ必要性を語っています。

保健所を半減させた国の行革が、今日のコロナ対応に大きな障害になっており、自前の保健所をもって身近できめ細かな対策ができる事は大変積極的な対応です。

 一方で市長は市内に4つある保健センターについては、旧福島病院跡地に新設するセンターと、赤堀の保健センターの2カ所に統合する今の計画を、さらに踏み込んで1カ所に集約する検討を指示したというのです。

 身近な保健センターが地域の障害者や乳児など、時には訪問などもして把握、支援してきました。統合によりこうしたきめ細かさがなくなり、保健センターが遠い存在になります。

 保健所は住民の命を守るために費用がかかっても自前で、保健センターは経費削減で4カ所を1カ所にというのは大変矛盾した話ではないでしょうか。

 保健所設置は来年度県に申し入れを行い、玉村町と共同で設置する方向で、費用対効果含めこれから検討・相談ということです。

 

 

定例会の先議議案としてこれまでの経済部を産業経済部に改め、農政部を新設する機構改革が決まりました。農政部の設置は第一次産業の支援を掲げる臂市長の選挙公約の一つで4月よりのスタートとなります。地域に適した持続可能な営農を目指した各種施策をそれぞれ速やかにすすめるために新設したものです。
 しかし新年度の予算の農業費は11憶5千万円(うち3億円は農業集落排水への繰出金)で市の一般会計予算のわずか1.5%です。
このところの一般会計に占める割合は20年が1.7%、19年が1.7%、18年が1.8%、17年が1.8%、16年が3.0%など過去15年さかのぼっても来年度が一番少ない割合なのです。
 器は部に昇格して大きくなりましたが中身は小さくなっているのです。実行が伴うように充実を要望していきたいと思います。

 

 定例議会が開会になりました。
 今日は臂新市長の所信表明演説が行われました。項目だけ上げると

新型コロナ感染症への対応

・実効あるマニュアルを整備するとともに医療機関と連携しワクチン接種の体制準備

・医療機関と介護施設の連携、飲食店への点検と改善支援、・外国籍住民との連携。

・事業者へ国と連携した支援。

・感染状況見ながらGOTO事業を活用したバラマキでない間接的支援。

8つの政策

・産業支援ものづくりの復権

・子育て教育環境の整備

・安心安全なまちづくり、地域コミュニティのありかた

・都市計画、交通、インフラの整備

・医療、福祉の充実

・歴史、文化、環境価値の創造

・市外との連携・交流の促進

・行政運営

キーワードは「世代間の共生」」地域間の共生」「SDGsによる共生」

2月26日施政方針に対する質問が行われます。日本共産党議員団を代表して北島市議か質問します。10時開会で5番目の質問です。午後になるかもしれません。
■質問項目
1、新型コロナ感染症への対応について
  命を守るための対応
2、保健所政令市について
3、8っの政策について(時間的に全部取り上げられないので以下の項目)
 ・第一次産業の支援
 ・時代に合わせた子育て支援
 ・都市計画
  ・交通
 ・ごみ減量化
 ・公共施設
 ・画期的な市民協働の街づくり
 ・外部人材を活用した庁内チーム



 

 明日から定例議会が開会になります。明日は臂市長の施政方針演説が行われます。
 30日に施政方針演説に対する質疑が行われ、日本共産党議員団を代表して北島議員が質問します。
 開会は午前10時から。 ネットでもライブ配信します。伊勢崎市のホームページ市議会から
 3月5日には午後長谷田議員が一般質問をします。
 長谷田議員の一般質問の要旨は

質問の要旨

一、新型コロナウイルス感染拡大防止及び感染時の対応について

感染拡大の状況

検査及び医療体制

感染防止の取り組の現状と評価

医療・介護・福祉分野における社会的検査

療養及び入院時の家族への対応

二、コロナ禍における子育て世帯への支援について

高校生の入院医療費無料化

奨学金制度の拡充

三、職員による守秘義務違反について

調査と処分決定の経緯

社会福祉法人への対応

今後の取組


 

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