JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

2014年09月

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 地域包括支援センターは、高齢者の地域ケアの中核拠点として社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーが配置され、家族や高齢者からの相談に応じると共に、介護予防の利用計画を作ったりします。

さらにケアマネジャーの支援にあたり、在宅で生活する高齢者の調整役になっています。

 国は高齢者の生活圏域(中学校区程度)ごとに設置することを求めています。伊勢崎市は、名目上5圏域に担当が分かれていますが、設置場所は市役所一か所に集中されています。直営でやっている良い面はありますが、高齢者の生活場所から離れているため認知度は低くなっています。

 国のすすめる、高齢者を病院や介護施設から追い出し、地域で暮らせるようにするという、地域包括ケアシステムを進めるには包括支援センターが重要な役割を担っています。

 太田市では地域包括支援センターを9か所で開設することを決め、現在受託する法人の公募をしています。
 
ところが伊勢崎市ではいまだに何か所にするのか、市の直営か、委託でやるのかも決まっていません。これから運営協議会で議論をするということです。
 

これではとても来年四月から何か所も開設することは無理があります。早く作るばかりがいいとは言えませんが、これまで国の指針を無視して一箇所で済ましてきたのですから、いち早く検討すべきなのに、対応の遅さがサービスに影響しないことを願いたいものです。

来年度から三年間の第6期介護保険事業計画が立てられています。この事業計画に沿って3年間の介護保険料が決定されます。
 
高齢者の割合が増えるごとに65歳以上の、介護保険料で負担する割合が増えることになっており、来年から1%負担が増えます。これだけて一人当たり3000円ほど保険料が上がると言われています。
 
さらに伊勢崎市では、この3年間は介護保険準備基金があったため、それを取り崩し本来保険料が64200円必要であったものを、57500円に抑えられていました。

しかし3年で基金がゼロになり全額保険料負担で賄うことになります。利用増分も計算すると、来年度の介護保険料推計は、今の3割増になることが一般質問の答弁でわかりました。

これは国民年金ではひと月分を超える金額です。年金は下がっている中で、基準額で1万7千円も一気に増やされたら暮らしが成り立ちません。


15・7%の人が利用料2割に

 その上所得160万円以上(年金が280万円以上) の人は、利用料が2割負担となります。個人単位ですので奥さんの年金がゼロで無収入でも、ご主人が280万円以上の年金なら、ご主人は2割負担です。

 伊勢崎市では15・7%の人が基準を超えて2割負担となるということです。来年度いきなり数万円の利用料負担が増えるということになったら、これまでと同じだけの介護サービスを利用することができなくなってしまう人が出てきます。

 これではまさに保険あって介護なしの介護保険制度なってしまいます。「消費税増税は社会保障充実のため」はでたらめです。庶民いじめの安倍政権の退陣を求めましょう。

実施主体である市の取り組みも大事です。介護保険から締め出される人の出ないよう市に求めました。

 

昨年度から始まった車に乗れない高齢者世帯に対する「高齢者タクシー券」の地区別の利用者数が市議会の決算質疑で報告されました。赤堀地区とあずま地区の利用者が少ないことがはっきりと分かります。

  これはタクシー会社の営業所が赤堀とあずま地域になく、営業所からの迎車や病院などの目的地までの距離が長いため、タクシー券を使っても多額の支出が必要になるためと思われます。

 営業所をつくってくれるよう、タクシー会社に要請をしているということですが、廃止したものをそう簡単に復活はできないと思います。

 デマンドバスや乗り合いタクシーなどの制度を導入して、周辺地域の高齢者も心配なく病院などに行ける対策が必要です。

 また赤堀地区では前橋の粕川地区のタクシーを利用するる方も多く、市外のタクシーでも利用できるよう改善を求めました。


タクシー券地区別の利用者数
地  区 利用者

北 地区 193人
南 地区 139
殖蓮地区 183
茂呂地区  99
三郷地区 144
宮郷地区 122
名和地区  89
豊受地区  79
赤堀地区  42
東 地区   20
境 地区 221

 5月1日の「学校基本調査」の速報値がこのほど発表されました。これによると年間30日以上病気でなく学校を休んだ、いわゆる「不登校」の小・中学生が伊勢崎市は昨年度も県内12市の中で一番多いことが明らかになりました。
 
 昨年度小学校はわずかの差で最下位を脱し11位でしたが、中学校では相変わらず一番多い状況が続いています。
 
 これまでもたびたび不登校の多さを問題にし、解決の手立てを求めてきました。一人一人違った問題を抱えているので、画一的な解決はできませんが、学校に行けずに苦しんでいる子どものことを考えると、手をこまねいている場合ではありません。
 
 高校進学率も相変わらず最下位で、中学校卒業時に進学先も就職先も決まっていない生徒が42名と、実数で前橋、高崎を上回る現状です。
 
 どの子も将来に夢や希望をもって巣立っていけるためにも「30学級」の実現がなどゆきとどいた施策が急がれます。



平成25年度群馬県内12市の不登校(病気でないのに30日以上欠席)割合、
高校進学率、卒業時に進学先も就職先も決まっていない人数 

  
                         中学卒業時
     小学校%    中学校%  高校等進学率  進路未定数
群馬県  0.29%   2.50% 98.5%   179人

前橋市  0.26    2.48  98.5     25
高崎市  0.32    3.14  98.9     20
桐生市  0.15    2.66  98.8      7
伊勢崎市 0.41    3.62  96.9     42
太田市  0.26    2.21  98.3     23
沼田市  0.19    1.37  99.4      3
館林市  0.31    2.26  98.6      4
渋川市  0.43    2.00  99.5      4
藤岡市  0.11    1.70  98.5      8
富岡市  0.19    1.34  99.6      2
安中市  0.14    1.91  99.2      6
みどり市 0.20    1.45  97.9      9

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 治安維持法下の昭和6年9月6日、小林多喜二、村山知義、中野重治などそうそうたるメンバーがそろい伊勢崎で文芸講演会が開かれる予定でした。

 ところが事前に開かれた「茶話会」を無届集会だと多喜二たちを警察が検束しました。文芸講演会に集まった人々が「多喜二奪還」を叫び警察署を包囲しました。

 警察と民衆代表の交渉で「事件を公表しない」という条件で全員釈放を勝ち取った事件が「いせさき・多喜二奪還事件」の展開です。

 この歴史を掘り起こし、多喜二が願った平和で民主的な社会をつくる運動を引き継いでいこうと、第7回の伊勢崎多喜二祭が開かれます。

 伊勢崎市民プラザで正午から2時まで展示会
 午後2時から記念講演とミニコンサートがあります。
  講演は山本宣治の研究者本庄豊氏が「山本宣治と小林多喜二」と題してお話ししま す。
 コンサートはいせさき出身のメゾソプラノ田島葉子さんです。


 参加券は一般1000円 学生500円です

 本日は、多喜二祭当日予約者に公開する、茶話会を開いて検束された会場となった「菊池敏清」さん宅の草刈りを実行委員会で行いました。

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