伊勢崎市の来年度予算概要が発表され、一般会計では総額777億7千万円と大変ゴロが良い金額となりました。市税が5%、地方交付税が7%増え総額は前年比4・3%の伸びになっています。

 この間要望してきた事業で新規事業や拡充される事業を紹介します。

第3子以降給食費助成

 第3子以降学校給食費の助成対象が拡充され、これまで市立小・中、伊勢崎市特別支援学校に在籍する子どもが3人以上いる場合で、家族全員の所得が600万円以下という条件が付けられていました。対象は400人(実際に申請して受けられたのは200人ほど)程度でした。他市から比べて貧弱な第3子給食費助成制度の改善を求めてきました。

 来年度は18才に達する以後の3月31日までの子が3人以上と、上の子どもが高校生になっても3人目以降が助成対象になります。給食のない四つ葉学園の前期課程の子どもに、弁当に対する助成が出ることになりました。所得制限も取り払われて対象になる世帯は1300世帯に増えます。この間の粘り強い運動が実り一歩前進しました。

高齢者タクシー券助成

 助成内容は400円券が24枚と替わりませんが、1回に使える枚数が3枚までになります。交付対象が拡大され運転免許のない65歳以上70歳までのひとり暮らしの方と、運転免許のない70歳以上で家族が日中不在になる場合も対象になります。

総合相談窓口の開設

 生活困窮者や子育て、高齢、障害など複合的な問題を抱える市民に対して、総合的な支援調整を行う総合相談窓口が開設されます。

 共産党市議員団は滋賀県野洲市の市民生活相談課のような、各課横断的な市民相談窓口の設置を要望してきました。まだ規模は小さいですが、支援調整の機能が発揮されることを期待したいと思います。

小規模事業者サポート補助金

 市内で事業を営む小規模事業者の業務改善や、生産性向上による経営強化を図るため各種経費の一部を補助します。  補助限度額50万円

保育士や学童指導員給与アップ

3パーセントの引きは上げを継続するための予算措置を行います。