JCP伊勢崎市議団ブログ

日本共産党の伊勢崎市議団のブログです。北島元雄市議、長谷田公子市議の2名です。市民の暮らしを守る立場から日夜全力で取り組んでいます。悪政続く安倍政権のもとで、市民と野党の共闘、良識ある保守の皆さんとも協力・共同の立場で市民生活擁護をめざします。

 12月12日の調理済み学校給食(献立:豚肉とにらのみそ炒め、ごまあえ、けんちん汁)について、市は翌日に学校給食会に委託して検査してもらいました。
 ヨウ素131、セシウム134、セシウム137のすべてが1キログラム当たり10ベクレル未満となりました。(1キログラム当たり10ベクレルのラインを検出限界としている、ということですね。)
 1月18日には学校給食に使う地場産野菜の春菊・大根について民間検査機関に委託し検査しましたが、こちらも不検出でした。この検査では、なぜかセシウム134の検出限界だけを20ベクレル/kgと2倍にしています。
 市は独自にエネルギー補償タイプの検査機器を購入することを決め、昨年中既に発注しています。環境中の放射線量も食品・土壌中の放射性物質も簡易測定器より正確に測れる機器で、2月には届くそうです。党議員団では、「この測定器を使って市独自の検査が可能になったらできるだけこまやかな検査を」と、求めています。(「公子のフレッシュ便」2012年1月29日604号より、やや詳しく書き直しました。)

国は空間放射線量が地表1辰韮亜Γ横灰泪ぅロシーベル以上を除染の目安としています。
前橋市では小中学校と養護学校の約1500カ所で空間放射線量を測定し、子どもの安全と保護者の不安解消のため、より高い数値の出やすい地表で0・23以上を除染の基準としました。その結果29校で雨どいの下など75カ所が基準値を超えたため、除染作業を行いました。
館林市では、公共性の高い224施設の集水ますや、水や泥が集積する場所2000カ所を測定、地表面0・23を超える場所は除染を行うこととしました。昨年11月にも1631カ所を測定、3地点で基準をわずかに上回り除染作業を終了しています。
伊勢崎市では議会の答弁で「各学校で校庭の中央以外も測っているが、高いという報告がないので0・2マイクロシーベルトを超えている所はない」といって数値を公表してきませんでした。今年になってやっと校庭の中央だけでなく各学校、数カ所の放射線量の測定結果を発表しました。しかし公表したのは地表1辰涼賄世里澆梁定結果です。
他の公園や公共施設と同じように「地表や、50僂梁定」をなぜしないのでしょうか。これでは「マイクロスポットの地表では基準値を超えているのでは」とますます疑わしくなり、不安が増大するばかりです。心配がないというのなら学校内も地表の測定をすべきです。

 前橋市が行った新清掃工場の環境影響調査は、環境に影響無しの評価準備書が出されています。
 環境影響評価書といえば、防衛省が未明に沖縄県庁守衛室に持ち込んだ段ボール箱がそれです。
 あれだけの騒音や、自然破壊が心配される施設でも、環境に影響無しの結果が出るのが環境影響調査のようですから、どれほどいいかげんものかがこの件でよくわかります。
 新清掃工場の環境影響評価準備書にかかる、群馬県主催の公聴会の公述人が公募されています。
■公聴会2月25日午後2時
 県庁29階 294会議室
■公述申し込み
 環境森林部環境政策課環境企画係へ意見の概要を記載し提出、2月15日締め切り
(「『きたさん』のフレッシュ便」1月29日953号から)

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